安心で百年住める家づくり

木曽桧(ひのき)について

長野県、木曽地方から搬出される針葉樹、桧(ひのき)

他の産地の桧に比べて圧倒的に木目が詰まっており品質の良い桧木材が産出されることから、木曽桧は日本一の桧産地として世界中に名を馳せています。

色・艶・香 どれをとっても最高峰の木材と言えます。

 木曽桧は、日本の三大美林(青森ひば・秋田すぎ)のひとつとして明治維新後、国有林として手厚く保護管理されています。また、伊勢神宮式年遷宮御用材として全国にその名を馳せました。 木曽地方の天然林高樹齢のひのきは、色合いが他の産地のひのきよりも少し黄色味がかっていて、節有材の生節がしっかりくっついて、香りが強いのが特徴の一つです。

長野の厳しい環境の中で育ってきた木曽ひのきだからこその違いと自然の力を感じる事ができるでしょう。

 

 山崎工務店では、材料の成分を落とさないため、自社の資材置場で管理し天然自然乾燥させます。 

自然乾燥することにより成分は落とさずに含水率(木の持つ水分量)を15%以下に落とします。 

 国産針葉樹の板は、含水率が15%以下になれば割れ・反り・曲がりなどの発生率が一気に下がると言われています。

じっくり乾燥された木曽桧は、

 芳醇な香りのフィトンチッド効果(森林浴効果)で抜群にリラックスした住空間にしてくれることでしょう。

木曽地方 産地

他 産地のひのき


調湿効果、断熱効果

厳しい環境で育ち木目の詰まった木材は細やかな粒子により、梅雨時期のジメジメや、冬場のひんやりした感じを軽減する事が可能です。

木の持つ調湿効果、木の持つ断熱効果により自然のエアコンのような良質な住環境が整います。

 


桧の美

ヒノキの持つ視覚的に美しい色合いは建具、格子、家具、さまざまなものにデザインされるでしょう。

また、水拭きだけでもOKなのでメンテナンスも容易にする事も可能です

 


ヒノキが建築材として優れている理由

しなりがあって強い「耐震性」

伐採後200年間強度が増す「耐久性」

ヒノキが建築材として使われているのには、抗菌作用による防腐効果や、防虫効果だけではありません。もう1つ注目されている大きな理由が、その強度特性です。

ヒノキは伐採後に200年間強度を増していき、伐採時の120%ほどまで強度は上がります。その後長い年月をかけて非常に緩やかに強度は落ちていきますが、その低下具合は1000年で20%ほどです。1200年の時を経ても伐採時の強度と同程度に戻るだけなのです。
現存する世界最古の五重塔として知られる法隆寺の塔は607年に建造されたもので、建築材としてヒノキが使われています。長期間強度を保ち続けるヒノキの特性が、このような歴史的建造物を支えているとも言えます。

 

 

 


オーガニック素材    ヒノキ

フィトンチッド(森林浴)の4つの効果

 

 


抗菌効果


,ヒノキに含まれるαカジノールという成分からは、材を腐らせる腐朽菌(ふきゅうきん)の繁殖を抑える効果が発見されました。αカジノールは抽出油に含まれる香り成分で、アロマオイルとしても利用されています。

国内のヒノキに含まれる成分ヒノキオールは、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)という、多くの抗生物質に耐性を持つ病原菌に殺菌作用があることが確認されています。

 


防虫効果


ヒノキの成分にはダニやシロアリを防ぐ効果もあります。ヒノキの木屑の中ではダニが死滅することが実験により確かめられ、カーペットの下に置く防ダニシートにはヒノキ精油が使われているものもあります。これはαカジノールの効果とされています。


消臭効果


ヒノキ精油によってアンモニア臭を消す実験が行われ、効果が実証されています。ヒノキ・トドマツ・ヒバから抽出した精油の中で、ヒノキ精油の消臭率は97%と驚きの数字を見せています。これは、複数の成分が悪臭の成分と化学反応することで分解し、さらにヒノキのいい香りでマスキングすることで臭いを消しているのです。


リラックス効果


ヒノキに含まれる香り成分αピネンを吸入すると、副交感神経系が優位となり、生理的リラックスがもたらされることが研究により実証されたました。
また、ヒノキ天然乾燥チップと人の脳の関係についても研究し発表しています。その結果、天然乾燥チップの匂いを嗅ぐと前頭前野の活動は沈静化しリラックスすることがわかったのです。

このようにヒノキの香りとリラックス効果の関係についても、研究機関で実証されているのです。